トマト事業の取り組み
イノチオ農芸(株)では、自ら農業経営を行い、栽培技術、環境管理、労務管理を実践しています。
また、マーケティング・クラスターとの連携で、流通を含めた農業経営を実践することで、
安定生産・効率向上を追求し、持続可能な農産業ビジネスモデルの構築を行います。
安心で高品質なトマトづくりを目指し、「こだわり」8か条を実践し、
自信をもって皆様にトマトをお届けできるよう日々努力しています。
「こだわり」8か条
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1. 健康な「土」
堆肥とミネラルにこだわり、沢山のよい微生物の住みやすい、生きた土を作ることを目指しています。
自然環境を生かし、循環型農業の実現を目指していきます。 -
2. 健康な「苗」
苗づくりは水管理に注意し、徒長せず、丈夫な苗づくりを目指しています。
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3. 健康な「根」
健康な土から常に新しい根が出るように使用する水、根に必要な酸素を補給し、健康な根づくりを目指しています。
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4. 健康な「葉」
肥料の補給は必要なものだけを与え、艶のある健康な葉づくりを目指しています。
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5. 適切な「環境」
病害虫の発生が少なくなるよう、環境を整え、化学農薬を最小限に減らすようにしています。
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6. 健康な「果実」
食べておいしく、もうひとつ食べたくなるトマトづくりを目指しています。
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7. 食べる人の「健康」
GLOBAL G.A.P.を取得し、安心・安全で栄養豊富なトマトを皆様に届けます。
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8. 志を持つ「仲間」
農業経営を行う仲間と共に日々成長していきます。
農場紹介
イノチオ農芸(株)がある愛知県田原市は、渥美半島に位置し、
温暖な気候に恵まれた全国有数の施設園芸産地として知られています。
ここでは当社の各圃場とハウスの設備についてご紹介します。
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第二農場
設立/2004年8月
総面積/1145坪(37.9a)
栽培作物/中玉トマト(カンパリ)第二農場は、オランダ技術を活かした軒高の高いハウスで採光性も抜群です。そのためトマトの仕立てをハイワイヤー方式にし、施設の空間を最大限利用しています。また複合環境制御器により栽培環境を適切に整え、農薬の使用を最小限にできるよう力を注いでいます。
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第三農場
設立/2006年7月
総面積/2761坪(91.3a)
栽培作物/中玉トマト(カンパリ)第三農場は、全面土耕栽培を行っています。土耕栽培は、トマト本来の味を出す究極の栽培方法です。土壌分析を基に、圃場に適正量の肥料を投入し、高品質なトマト作りを目指しています。またトマトから発生する茎葉の残渣を堆肥化し、その堆肥を土壌に投入することで循環型農業に取り組んでいます。
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第四農場
設立/2016年8月
総面積/864坪(28.8a)
栽培作物/中玉トマト(カンパリ)第四農場は、袋培地栽培を行っているのが、特徴的な圃場です。袋培地栽培とは、有機質培土を利用した栽培です。農業を始めたい方、高齢者の方にお勧めの方法です。pFセンサーを用いた自動潅水方式で生育が安定します。
安全・安全への取組み
イノチオ農芸(株)では「安心・安全」な農作物を提供する為に2006年7月にJGAPを取得しました。
そして、2018年5月に「GLOBAL G.A.P.認証」を取得しました。
そこで、皆様にまだあまり知られていない「GLOBAL G.A.P.」についてご紹介します。
【GLOBAL G.A.P. の三本柱】
- 食品安全
- 労働安全
- 環境保全
GAPとは、Good Agricultural Practiceの頭文字で、
日本では「農業生産工程管理」や「適正農業規範」と呼ばれています。
GAPは、上の三本柱で構成され、経営改善の基礎である「5Sの実践」と、
農業生産現場で「PDCAサイクル」を回し、継続した改善活動を行う取り組みです。
「GLOBAL G.A.P.」は、GFSI(国際食品イニチアチブ)が認める品証制度の一つで
「世界120か国以上」に普及し、農業生産者が安全で持続可能な農業を実践するための指針や、
トレーサビリティ担保による取引先や消費者の信頼性、透明性確保の手段として、
世界規模で実践・活用されています。また、「国際基準」であるため、
海外への輸出やインバウンドへの対応も可能となります。
私たちイノチオ農芸(株)は、これからもGLOBAL G.A.P認証圃場として、
持続可能な農業を実践しながら世界基準に適合した作物を栽培し、
安心・安全な高品質生産物を皆様にお届けしていきます。